30代のクレンジングについて
30代のクレンジング決めはメイクの度合と落とす力の兼ね合いがポイントです。
クレンジングは多くのものが市場に出回っています。刺激が少ない順から、ミルクタイプ、クリームタイプ、ジェルタイプ、オイルタイプ、シートタイプになります。
ミルクタイプ
肌なじみがよくてお肌への負担も少なく、水分・油分の比率からすると水分が多いので、油性の化粧品をオフするのに少し物足りないかもしれません。しっかりメイクを行なう人には不向きになります。
クリームタイプ
バランスのとれた油分と水分を含み、お肌にマイルドなことから油性の化粧品にもよくなじみます。
ジェルタイプ・オイルタイプ
界面活性剤を含むものが多くメイクをカンタンに落とせるのですが、それだけお肌へのダメージは大きくなります。
日ごろから使用する事によって肌の乾燥などといったトラブルを招くことも考えられますので、濃いメイクをした場合などに限定して使うことがおすすめです。
シートタイプ
手間なしでメイクを落とせるということで人気があるのですが,界面活性剤だけの洗浄力で落として拭き取るので、お肌に摩擦と刺激を与えてしまうことからしっかりと落とそうとすればする程お肌を傷つけてしまうといった不安材料があります。
このことからクレンジングはいつものお化粧の度合(濃さ)により選択するという考えが有効になります。
軽いメイクをした時はミルクタイプ、しっかりメイクをした時にはクリームタイプやジェル、オイルタイプといった感じです。
ポイントメイクには専用のリムーバーできちんと落とし、マスカラやアイライナー、口紅についてはクレンジングだけではカバーできないかもしれません。このような汚れには専用リムーバーがおすすめです。
なぜならばクレンジングだけでポイントメイクまで落とすことを考えると大量のクレンジングを必要としますので、強くこすりつけることでお肌に無用な負担をかけてしまいます。
ポイントメイクのリムーバー選びはマスカラにはそのマスカラ、口紅ならその口紅と同じメーカーの物を選ぶことをおすすめします。
自社開発の商品がきちんと落とせるかどうか細かな試験をしているので、ロングラスティングタイプの口紅であったりいつもと違う化粧品を購入される時は、それらを落とせるリムーバーも一緒に入手することをおすすめします。
40代のクレンジングについて
40代の肌はその日のコンディションに応じたクレンジングをセレクトすることがおすすめです。40代の肌はこれまでと違い皮脂分泌量が少しずつ減少していくことが原因になります。
そしてエストロゲンと呼ばれる肌のハリを保つ働きがあるホルモンの分泌が急激に減少していくことから、40代になってから肌のゆらぎや変化を体験する方も多いといわれています。
そのため、ご自身の肌に合ったクレンジングをできれば2~3本ぐらいそろえておくことで、その日の肌のコンディションに合ったクレンジングを上手く使い分けることが理想的といえるでしょう。
メイクを落とさないことが老化の原因に!
メイクを落とさずに寝てしまうことで、3歳も老化が進行すると言われています。化粧品に含まれる成分が肌の汗や皮脂と混ざり合うことで活性酸素を排出し過酸化脂質に変性していきます。
これが毛穴に入るとターンオーバーがスムーズにできずに、肌の老化を促進してしまうわけです。
クレンジング剤の種類について
崩れないように創意工夫された化粧品には、おおよそのものが油性になります。この油性の化粧品を落とす油分を洗い流せるように水と中和させる「界面活性剤」を含んだものが「クレンジング剤」になります。
クレンジング剤の種類について
ミルクタイプ
肌へのダメージが比較的少なくて洗浄力もソフト。
水分を多く含むことから、なめらかなテクスチャのタイプが多くあります。
ジェルタイプ
白濁した乳化タイプはクリームタイプに近くて肌へのダメージが小さいのが特徴です。透明なものは界面活性剤を多く利用していることから、肌への負担も大きくなります。
クリームタイプ
油分と界面活性剤のバランスが程よく、肌へのダメージも少ないことが特徴です。
オイルタイプ
何よりもメイクを落とす力が強力。油分も界面活性剤も多く入っていることから、肌へのダメージも大きくなるうえに乾燥もしやすくなります。
リキッドタイプ
油分が少なく界面活性剤の量が多いことが特徴です。
ウォータータイプ
油分は少ないのですが、界面活性剤の量は多いです。コットンで拭き取ることから肌への摩擦による負担も大きいとされています。
拭き取りシートタイプ
界面活性剤を多く含むのが特徴です。拭き取りが原因による摩擦でシミの原因となる可能性もあります。
これらを踏まえ、各メーカーから販売されているクレンジングにはそれぞれのタイプのウィークポイントをきちんとカバーできるように工夫されているものも多いので、これが絶対良いとか悪いという事は一概にはいえません。一番大切なのは「自分の肌質に合ったものを選ぶ」という事が大切なのではないでしょうか。
40代の肌のコンディション別クレンジングの選び方
生理前など、肌が敏感となっている日は比較的にソフトな水性のジェルタイプやクリームタイプ、ミルクタイプのクレンジングがおすすめになります。しかし、肌にやさしい分、クレンジング力はいまひとつ強くないといえるでしょう。
ウォータプルーフやポイントメイクになると落としにくいことから、肌をあまり強くこすらないよう気を付けてください。
普通の状態の日ですと、ミルクタイプが肌に控えめでいつでも使用できます。ですが水分が多くいことからメイクになじむまでに少し時間が必要で、その間むやみにこすらないよう注意することが必要です。
摩擦によるダメージを与えないようにするために一つのクレンジングでメイクを一度に落とすことは難しく、その中でもジェル(水性)やクリーム、ミルクタイプのような洗浄力がマイルドなものになると少し難しいといえます。
アイメイクやマスカラなどといった落としにくいポイントメイクには専用のポイントメイクリムーバーを利用して落とすことで、頬であったり肌がわりと弱い部分への負担を減少させることができます。
生理後であったり、肌の調子がよい時期にはエストロゲンの分泌が高く肌の状態がよい方が多く、オイルタイプであったりクレンジング力が強いものを使用しても問題ありません。
オイルタイプはすっきりとメイクを落とせることから洗浄力は強いのですが、それだけ肌への刺激が強いものが多いのです。決してこすることなく後の保湿は丁寧にするように気を付けてください。
日頃からクレンジングの後にピーリング石けんやローションというものを使用することで角質ケアを加えてケアをすることができます。
クレンジングの正しいポイントについて
アイメイクやポイントメイクには専用リムーバーを利用します。落ちにくいアイメイクや口紅など、専用のリムーバーを活用することで前もって落としておくことをおすすめします。
クレンジング剤はケチらないことがポイント!
クレンジング剤の量が少ないと摩擦が大きくなることで肌に刺激を与えることで傷める原因にもなります。
クレンジング剤を乗せる場合には指の腹で少し保温してから使うことによりメイクが落ちやすくなります。クレンジング剤を乗せる際は、比較的皮膚が強いとされているTゾーンから行い頬を始めとしたUゾーンへ伸ばしていくのです。
クレンジング剤を顔につけたら指でやさしく広げ指先をすべらせる感じでクレンジング剤とメイクを馴染ませていきます。
このとき力を入れて念入りにこすってしまうと角層に傷がついてしまい肌荒れの原因になりかねません。ぬるま湯でしっかりと洗い流すことでクレンジング剤を残さないよう手早くすすいでください。お湯が熱すぎることで乾燥の原因となり、冷たいと油分が落としきれないということを覚えておいてもらえれば幸いです。
40代のクレンジングは1分以内にスムーズにクレンジングは化粧や日焼け止めを塗った日には欠かせない大切な行程になります。
40代からは出来るかぎりやさしく肌に負担をかけないクレンジング剤を選び、素早くクレンジングすることがポイントになります。つまり、クレンジング剤を肌につけてから洗い流すまでの速さは、おおよそ1分以内を目安にすることが理想といえます。
50代のクレンジングについて
洗浄力に違いがあるクレンジング剤は使い分けることが理想的です。
メイクを落とすクレンジング剤は、同一のものを使用することはしないで複数のものを肌のコンディションに応じて使い分けることがポイントになります。
クレンジング剤にはオイルタイプやクリームタイプ、ふきとりシートなどといった種類や製品によって洗浄力に違いが生じます。洗浄力の強さは界面活性剤が配合される量により変わるので、多いほど洗浄力が強力になるのです。
クレンジング剤の正しい使い方について
洗浄力が強力なオイルやシートの使用は良くないといっているわけではなく、そこで意識したいのは界面活性剤がどれほど長い時間肌に触れているのか?ということが問題になります。
洗浄力が弱いジェルやミルクタイプだからといって、のんびりと時間を費やして落としたり、手で肌をゴシゴシとこすり摩擦を与えてしまう事で、かえって肌に負担をかけてしまいます。
濃いメイクをされた日や直ちにメイクを落としたいと思う場合にはオイルやシートで素早く落とし薄いメイクの日はジェルやミルクで落とすなど、メイクの濃さや状況で使い分けすることがおすすめです。
化粧水や美容液には浸透しやすく保湿力の高いものがおすすめです
年齢を積み重ねる度に、化粧水や美容液が浸透しにくくなったと感じている方が多くいるのではないでしょうか。それは、肌の新陳代謝の衰えが原因によるものかもしれません。
肌の新陳代謝を上げることを考えれば保湿ケアが欠かせません。肌にたっぷりとうるおい成分を与えることで、しっかりとうるおいを閉じ込めるように意識してください。
50代の肌は、水分保持成分であるセラミドが減少することで肌が乾燥しやすくなることが考えられますので、保水力の高い化粧品を選ぶことがおすすめになります。また、化粧水や美容液などでうるおいを摂り入れた後にクリームで確実にうるおいを閉じ込める様にしてあげるのが理想的です。さらに、皮膚へ浸透しやすい導入剤や美顔器などのケアを取りいれるのもまたよいと思います。
シミやシワには美白成分でエイジングケアをしましょう
シミやシワといった老化のサインが目に付くようになり始めたらエイジングケア成分や美白成分が配合された化粧品を取入れてみましょう。
有名なエイジングケアの成分には、コエンザイムQ10 、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、αリポ酸、フラーレン、アスタキサンチン、ピクノジェノールなどが存在しています。そして、ビタミンC誘導体やアルブチンには美白成分として注目を集めています。
高価なものより自分の肌に合う基礎化粧品を 選んでください
50代ともなれば、それまで愛用していた化粧品で効果を実感できなくなることも多く、化粧品を変更したい気持ちもあると思います。その時に注意してもらいたいのが、新製品や高価なものだからという理由だけで選択しないことです。
必ず、自分の肌コンディションに合うかどうかで選びましょう。可能であれば化粧品売り場で美容部員の方に肌の状態をチェックしてもらうことで、お肌の悩みなどを相談することで自分に合った化粧品を見つけたり、アドバイスを受けて選ぶ方法もあります。最近では様々なメーカーから「お試しセット」や「トライアルセット」などといった有償ですが、いきなり本商品ではなく「お試し」ができるものが存在していますので、そういったものを有効に活用してみるはいかがでしょうか。